
専門書は未だに読んでも分けわからないので、「業界全体」をやさしく教えてくれる本を探していた。松戸で買った。買ってから気づいたが、実は就活本だった。
内容は、工作機械部門/産業用ロボット部門/その他産業用機械(コマツやクボタなど)の市場規模、将来性などに始まり、代表的な企業(ファナック、森精機、安川、JUKIなど)を紹介している。また、各社の中堅社員によるインタビューも載っている(まさに就活本)。
いろんな企業の様子を知ることができ、非常に参考になった。特にすぐ活用できる何かが載っている訳ではないが、堅実に生き残っている企業は各々の「得意な儲け方」を知っているなと感じた。業界全体の風向きを変えるのは難しいが、自社の儲け方を変化させることはできる(簡単ではないけれど)。この本の書き口は現在の不景気を反映していないので若干イケイケな様相を呈しているが、それでも各企業の味わった苦労とそこからの転換は十分参考になる。むしろ温故知新。
浅く広く書いてあるのでやはり就活本のレベルではあるが、この業界に興味を持った人みんなにおすすめできる。
No comments:
Post a Comment