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大学入学時の課題図書だった本。
非常に気に入っているというか、
手元にいてほしい本のひとつ。
筆者は東京大学文学部の先生。
文章を書くうえで注意しなければいけないこと、
書くときの心構えや、そもそも文章とはどんなメディアか、
といったことに触れている。
内容にも「なるほど」という部分は多いが、
しかし一番の特徴は、なんと言っても「文体」。
簡潔/明瞭で、時代を感じさせない書き口。
たまに思いつくままにページを開き、読み、
何かしらの気づきを得ている。
そして何より、落ち着く。
目次
1短文から始めよう
2誰かの真似をしよう
3「が」を警戒しよう
4日本語を外国語として扱おう
5「あるがままに」書くことはやめよう
6裸一貫で攻めていこう
7経験と抽象との間を往復しよう
8新しい時代に文章を生かそう
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