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Dec 18, 2014

本棚の本に救われる

最近,いろいろな角度からいっぺんに仕事が降りかかってきて,自分の意思で優先順位が決められず,日々の業務が苦しい状況にあります.

おかげで謎の熱が出たり,肩こりをこじらせて手がピクピクして落ち着かなくなったりと,肉体的にも症状が現れてしまいました.

こりゃアカンな,と思い,フラッと自宅の本棚の前に立ち,2冊の本を見つけました.2冊とも,以前に買って,すでに読んであるものなのですが,いざ改めて本棚を眺めると,その時の気分というか状況に則した本がパッと目に入るので,ああ人間というものは不思議ですごい生き物だなあと思うわけです.

また,こういう時は露骨になりやすいのですが,私は人と話すことで何かを解決しようとするより,本を代表とするメディアと向き合うほうがハードルも低く,また落ち着くのです.

そんなわけで,手にとった2冊はこれです.



『もうダメだ!』は,歌人・斎藤茂吉の息子さん(医師でいらっしゃる)の本です.
この手の本は,「元気出せ系」と,「本当に療養が必要な方に処方される系」に大別されると思うのですが,この『もうダメだ!』はその中間といいますか,適度な感じが心地よい本です.
人によって感想は異なるかもしれませんが,わたしにとっては大変救いになる本です.

キーワードは,「待つ」です!(ややネタバレ笑)


『ストレスに負けない』は,『もうダメだ!』と違い,より医学的な,しかしわかりやすい範疇で,「ストレスとはなにか」「どう折り合いをつけていくべきか」にフォーカスした本です.
特に詳しく解説されているのが,「マインドフルネス」という概念です.

調べるとすぐにでてくると思います.たとえば『ライフハッカー』によれば,このような解説.
http://www.lifehacker.jp/2014/01/140124mindfulness.html
「そのとき一瞬に意識を傾け,アレコレ考えない時間をつくることで機能を高める」のような感じでしょうか.

この本では,その前後にも具体的なリラックスするためのエクササイズなど,実用的な内容が多数ちりばめられた,お得本!です.

はー すこし元気でてきた.
ぼちぼちやっていきましょう~.


Oct 6, 2010

自分の「今」を打破するために今、読んでいる本。

なかなかどうして、仕事という海でアップアップしてます。
とりあえず備忘録として、また、ここを読んでる人がもしヒントにできれば、という思いで記録。

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレーム... ビジネス思考法の基本と実践
勝間 和代
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
勝間 和代

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ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
W・チャン・キム、レネ・モボルニュ、 有賀 裕子
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大塚 寿 井坂 智博
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プロデュース能力 ビジョンを形にする問題解決の思考と行動
佐々木 直彦
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Apr 9, 2009

論文の書き方 清水 幾太郎



大学入学時の課題図書だった本。
非常に気に入っているというか、
手元にいてほしい本のひとつ。

筆者は東京大学文学部の先生。

文章を書くうえで注意しなければいけないこと、
書くときの心構えや、そもそも文章とはどんなメディアか、
といったことに触れている。

内容にも「なるほど」という部分は多いが、
しかし一番の特徴は、なんと言っても「文体」。
簡潔/明瞭で、時代を感じさせない書き口。

たまに思いつくままにページを開き、読み、
何かしらの気づきを得ている。
そして何より、落ち着く。

目次
1短文から始めよう
2誰かの真似をしよう
3「が」を警戒しよう
4日本語を外国語として扱おう
5「あるがままに」書くことはやめよう
6裸一貫で攻めていこう
7経験と抽象との間を往復しよう
8新しい時代に文章を生かそう

Apr 4, 2009

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代 ダニエル・ピンク, 大前 研一



気になって読んだ本。
時代が変わるな、と実感しながらもその実体が(自分の中で)漠然としていたので、そのヒントとして読んでみた。まずは章立て。

はじめに
「専門力」ではない「総合力」の時代!

第一部 「ハイ・コンセプト(新しいことを考えだす人)」の時代
1なぜ「右脳タイプ」が成功を約束されるのか
2これからのビジネスマンを脅かす「3つの危機」
3右脳が主役の「ハイ・コンセプト/ハイ・タッチ」時代へ

第二部 この「6つの感性(センス)」があなたの道をひらく
1「機能」だけでなく「デザイン」
2「議論」よりは「物語」
3「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」
4「論理」ではなく「共感」
5「まじめ」だけでなく「遊び心」
6「モノ」よりも「生きがい」

あとがき
これからの成功者と失敗者を分ける3つの自問

・・・章立てで、だいたいの内容は掴んでいただけただろう。

これら本書の主張は、以下の3つより浮かび上がったものである。
1「よその国(途上国)にできることは避ける」
2「コンピュータやロボットにできることは避ける」
3「反復性のあることは避ける(1、2に類似)」

1〜3を避けるには、「創造する仕事」をする必要がある、
そのためには、上記の感性(センス)が必要である、
という流れである。

自分の仕事と絡めて納得できる部分も多く、「今の日本は切迫してるな」と感じた。自分の職場もそうだし、取引のある中小企業にしてもそう。いろんな業界分野のトップ会談(新聞報道)や雑誌「選択」を読んでも、まだまだ「古い感性」を引きずっているのかなと感じている。

言語、人種、文化的に「他流試合」が少ない日本の環境では、著者が唱えるような指摘に気づきにくいのかも知れない。海外の方が失業率でシビアなのは、すでにこの潮流に呑まれているから、と考えられるかも。日本においてこの潮流は、依然本格化していないように感じられる(政・財界の様子を見て)。しかし呑み込まれてから一番慌てる・騒ぐのは日本かなとも思える。

まず自分は、「営業」という分野で試し、さらに横断的に浸透させていきたい。ぱっと思いつくだけでも、何個かネタが出る。読んでいるうちに、きっとみなさんもそう感じられるだろう。

私は、要は「余裕のある人にしかできないことをやるべき」と説いているのではと捉えた。(デザイン・共感・コラボレーション・・・)

新しいフェーズへの入り口を教えてくれる本として、必読。
しかし、右脳に関する記述が冗長(?)なのと、大前流の訳が好みでない人も多かろう(自分は辛口好み)ので、☆4つ。

MEMSのはなし 前田 龍太郎, 小林 健, 池原 毅, 単 学伝



同期でこれに携わっている人がいて、興味を持ったので借りて読んでみた。凄いねー。こんな世界があるんだね。
MEMSは、言うなれば「半導体製造技術でつくる、ピコピコ動く極小メカ」といったところだろうか。なんか正確でないが、そんなところだ。
本書では幅広くMEMS関連の技術を取り上げており、製造方法、パッケージング、MEMSセンサー、MEMSアクチュエーター、設計/シミュレーション・・・といった流れで、それぞれを広く浅く説明している。
私のように、「完全素人」には最適。具体的な工法や材料が分からなくても、だいたいの概念というか意図が分かる。ちょっとでも技術をかじっている人には物足りないかも(実際、同期のコはそうだった)。

こういう先端技術を進める技術者をエンパワーしたいと本気で思った。
そういう方向にキャリアを伸ばして行こうか。

Mar 28, 2009

ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か エリヤフ ゴールドラット, 三本木 亮



札幌の紀伊国屋にて購入。
なんと、ゴールドラット氏本人が来日しており、偶然コーナーにて居合わせた。ので、サインをいただいた本を購入できた。それを今回読破。

生産管理の新しい切り口、という言葉がぴったりか。
「企業は、儲けを追求する」という原則に立ち戻り、
そのための数字、そのための考え方、そのための施策を打ち出す。

100%活かし切るのはなかなか骨が折れるかもしれないが、
製造のみならず、普段の仕事やスケジューリングにも役立つ概念。

小説仕立てで書かれており、スムーズに読める。
ちなみに500ページほどあるが、一日で読めた。
この形式は、流れで理解できるのが利点だが、
あとから索引や目次で拾い読みするのが困難。

小説のなかにある、人間関係などもそこそこ作り込まれている。
「これからこういうことに悩むんか」という、
仕事するうえでの「壁」をイメージさせてくれる。
そういう意味でも、この本は有益。

Mar 2, 2009

最強の集中術 ルーシー・ジョー・パラディーノ


昨年、会社に入りたての頃に読んだ。今日、棚から引っ張りだして再読した。自分の集中力は非常に細切れでそれを自覚しており、周りからも昔から「落ち着きの無い人だ」と言われていたので、「そもそも集中力とは何ぞや」ということで手に取った本だ。

本書の内容は、

現代社会は、集中力のコントロールが不可欠

集中には、ゾーンがある

集中ゾーンに入るためには、自分のことを知る必要がある

気分転換/不安除去/段取り/緊張 のコントロール方法

その他生活習慣で改善できるコントロール方法

に分けられる。

それぞれに何種類かの具体例が載っているので、「自分に全く当てはまらないや」ということはまず無いだろう。自分に心当たりのあるところから見直していくのが、本書の有効活用につながる。

自分にとって特に有効だったのは、「機会を逃すことに対する不安と向き合うこと」である。今自分が仕事や勉強をしている間に友人は誰かと楽しく遊んでいるのではないか、地味に暮らしている間に誰かが多くの金を稼いでいるのではないか、こんな不安のことである。

この不安とうまく向き合う方法は、「今の自分に最も必要なものは何か」の軸を持つこと。もし本当に必要と思えば遊びに参加すればよいし、必要なら家で洗濯や掃除、音楽を聴いて過ごすのも悪くない。自分に必要なものという軸を持つこと、刺激に飛び込む力と刺激を断る力のバランスを大事にしようと決めた。(そのために、このレビューを書いた。)

また、書中にスティーブ・ジョブスの言葉が引用されている。端的に、生き方を表している。
「もし今日が人生最後の日だとしても、自分は今日のスケジュールを予定通りこなすだろうか?」
もし、「No」が続くようであれば、満足な人生/死は得られないということになる。


・・・などなど、何かしら自分にとってのヒントが見つかる本である。読む時期によっても、心惹かれるフレーズが違うかもしれない。文芸的な価値があるとは言えない本だが、「濃く生きる」のに役立つ。

Feb 9, 2009

グローバル・マインド 超一流の思考原理 藤井 清孝



名古屋駅の三省堂で購入。
平積みにやられた・・・

内容は、大きく2つに分かれる。1つは未体験のシチュエーションに弱い日本人と、対比としての欧米/アジア人の事例。「人」ベースで日本人の存在感が希薄だという記述に、思わず納得。以前にもレビューした、「ガラパゴス化する日本の製造業」と似たような感覚を持った。大事なコア以外もなんでも自前で作って悦に入る、そしてグローバルな潮流に完全に遅れる日本人。製造業とか製品だけではなく、「人」そのものがガラパゴスの住人と化していると著者は指摘している。ガラパゴスの住人はその土地に馴染んで、その土地でしか効果を発揮しない創意工夫が大好き。よって、ゼロベースでも物事を考える力が育たない。という論旨。

2つめは、本書の中で目を引きつける内容なのだが、著者の仕事に対する思いと遍歴を綴った箇所。三菱商事に内定を得るも、独自の就職活動を続け、マッキンゼー入社。その後、ハーバードビジネススクール、投資銀行のM&A部門の経験を積みながら、シリコンバレー系企業のマネジメントに携わり、SAP やルイ・ヴィトンの日本法人トップに。・・・という華々しい経歴の持ち主なのだが、本書を読む限り、本人は至って浮ついたところのない、むしろ決して芯のぶれない人物。当初より意識していたと言う「国際的に活躍できる仕事」「プロフェッショナルな仕事」の2軸を思い切り良く鍛えていく過程が読んで取れる。鼻につく、という方もいらっしゃるかもしれないが、日本人としては非常に貴重な経験を積んでいる著者に学ぶものは多い(自分には多すぎるくらいだ)。

スケールの差こそあれ、自分の掲げる「大事にすべきこと」も、上記の2つである。これからのキャリアと、今自分がすべきことは何かを非常に考えさせられた。今の会社で、どれだけ自分を伸ばせるか、自分が社会と会社に貢献できるか、世界への道筋はあるのか・・・など。自分の人材としての価値に、非常に不安を覚える。

他の論点にも、著者が自身の思いを語っている。ただこれらに関しては、著者独自の経験に基づく切り口ではないような気がした。非常に参考にはなったが。

Jan 16, 2009

新TOEIC TEST英文法スピードマスター 安河内 哲也


かの有名な安河内 哲也先生による、非常に使いやすい文法の本。
軽い前書きと練習問題のセットが、10章ある。

日々の勉強リズムが作りやすく、無精な自分でも最後までやり切れた。問題が左のページ、答えが右のページ。なので、ボール紙で答えを隠しながら解いていた。受験勉強を思い出した笑。解説も過不足なくまとめられている。

ちなみに、入社時のTOEICで450点だった自分が、9月のTOEICに向けて(この本を含め)2ヶ月ほど勉強したところ、715点にアップした。

インプットーアウトプット両方OKな良書。

機械・ロボット業界大研究 川上 清市


専門書は未だに読んでも分けわからないので、「業界全体」をやさしく教えてくれる本を探していた。松戸で買った。買ってから気づいたが、実は就活本だった。

内容は、工作機械部門/産業用ロボット部門/その他産業用機械(コマツやクボタなど)の市場規模、将来性などに始まり、代表的な企業(ファナック、森精機、安川、JUKIなど)を紹介している。また、各社の中堅社員によるインタビューも載っている(まさに就活本)。

いろんな企業の様子を知ることができ、非常に参考になった。特にすぐ活用できる何かが載っている訳ではないが、堅実に生き残っている企業は各々の「得意な儲け方」を知っているなと感じた。業界全体の風向きを変えるのは難しいが、自社の儲け方を変化させることはできる(簡単ではないけれど)。この本の書き口は現在の不景気を反映していないので若干イケイケな様相を呈しているが、それでも各企業の味わった苦労とそこからの転換は十分参考になる。むしろ温故知新。

浅く広く書いてあるのでやはり就活本のレベルではあるが、この業界に興味を持った人みんなにおすすめできる。

Jan 15, 2009

ハーバード・ビジネス・エッセンシャルズ 「変革力」ハーバードビジネススクールプレス


卒論の参考文献に買った本。アマゾンでポチッとした本1号。日常の仕事でふと思った「上司は何に悩むのか、部下(自分)はどうすれば(少ない知識で)最良の仕事ができるか」という視点で読んでみた。

「ビジネスは機械ではなく、社会システム」

「まず小さく成功を遂げ、大きく広げる(着眼対局・着手小局)」

は普段からデスクトップ付箋しておこうと思った。
何事も、日々の積み重ね。

重要な言葉が随所にちりばめられ、密度の濃い一冊。

Jan 11, 2009

ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか エイドリアン・J・スライウォツキー, 中川 治子



大学の後輩から教えてもらった本。様々な「儲け方」を分類し、解説している。

どこから利益が生まれるのか。
どの点に注力すべきなのか。
どのような弱点をはらんでいるのか。

上記のような観点からいろんな業種の儲け方が見えてくる。

また基礎的な経済学の概念や、それらをサポートする簡単なグラフ、算数の重要性を改めて実感。

少々飛躍した個人的感想だが、日本の総合商社が世界のビジネスにおいてパワーを維持しているのは、これら多種多様の利益モデルに精通しそれを自ら実行するノウハウを蓄えているからではないか、と考えた。

最近流行のストーリー形式で種々の利益モデルを紹介している。非常に読むのが楽で、その場ではスラスラ頭に入る(気がする)が、読了後にピンポイントで読み返すのが難しい。線引きや付箋を駆使したい。

Dec 18, 2008

「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55 古市幸雄


会社に入り、割とすぐに読んだ本。なので買ってからかなり間があるが、今でもパラパラと読み返す。

アマゾンやミクシィにレビューの多い本であり、評価は人によってかなりばらつきがある。1〜5星まで広く分布している。文中のどの部分に食いつくか人によって違うということと、その人が勉強や読書にどれほど免疫を持つかによって、本の内容を重く受け止めたり薄く感じたりするためと思われる。

自分がこの本に感じたのは、「卑近」な本だなぁという一言である。この本を読んだからといって、何か専門的な知識やビジネスの新常識が得られるわけではない。しかし、何かと面倒くさがり、時間管理などにおいて生活が崩れそうになった時、この本に書いてある「卑近」なテクニックが効く。だから、自分はこの本を「パラパラと」「何度も」読み返す。

役に立つ本であることは間違いない。
日々の生活で、自分のケツを叩いてくれる。
しかしこの本の内容そのものは、非常に薄い。
なので、「卑近」な本として紹介させていただく。