Jul 29, 2008

HEADPHONE???

GX100 with LC-1


Jul 28, 2008

EPSON エプソンスカラロボット Youtube

エプソンのスカラロボットGシリーズを紹介いたします。
6軸ではまだ実現できないであろう、高速・高精度な動きです。
動画は、板の穴に針を刺すデモのようです。

Jul 26, 2008

ABB Youtube

ドイツの老舗、ABBのロボットを紹介いたします。



ABBのYoutube公式サイト http://jp.youtube.com/user/ABBRobotics

Jul 24, 2008

KUKA youtube

ダイナミックな、KUKAのロボットを紹介します。
粛々と動くオレンジが、まさに重工業って感じです。

Jul 23, 2008

The SUN

green point point

pink and bee

eeePC I Got It!

My Car VW

あなたもいままでの10倍速く本が読める


ポール・R・リーシィ著

あまりにも題名がストレートすぎて、なんだか怪しい本なのでは??と思ったのは、あなただけではない。私もだ。なのになぜこれを手に取り、レビューする気になったかというと、勝間和代氏の著作の中に紹介されていたからである。氏の後ろ盾によって、私はこの本を読んだということである。

また、この本の翻訳はビジネス書や自己啓発の本で有名な神田昌典氏である。自分自身、最近はこの手の本ばかり読んでいてなんだかなぁ・・・と感じてもいるが、ひとつの事柄に対して沢山の本を読むのは非常に効率よく、深く勉強できるという実感がある。なので、今はそういう時期なのだということで、お許し願いたい。


この本には、「フォトリーディング」という本の読み方が紹介されており、それがメインのコンテンツである。これまでの速読術とは一線を画すというのが、売りのようである。ざっくりと内容の説明をすると、

1目的を明確にし、集中する
2目次、表紙、裏表紙などをプレビュー(調査)する
3一字一字を追うのではなく、「ページ」全体を眺め、脳に写し取る
4ざっと読み進めつつ、自問自答する その答えになりそうなところは、じっくり読む
5読み終えた後に、熟成期間を設ける その後、アウトプットする

という箇条書きになる。今、自分で書いていても、なんだか怪しい気がしてきてしまった。その原因は、この本の書き味が怪しいことに端を発する。そこで、同じ意味の箇条書きを書いて、補足したいと思う。

1「この本から、自分は何を読み取るのか」を念頭に置く
2本文を読む前に、事前の情報収集をする 本文が読みやすくなる
3クルマを運転しているときのように、ピントを絞らずに全体を見つつ集中力を保つ
4読みながら、「なぜ?」を感じる その答えを探し、そこはじっくり読む
5一度、本から離れる 脳の情報整理をする時間を設けるため

少しは、改善しただろうか?私の語彙では、これが限界である。少なくとも、本を本気で読みたい、読書スピードを改善したいと考えている方にとってはそのままオススメできる本である。書いてあることは全うな事柄がほとんどである。ただし、興味本位で読もうとか、そもそも読書にあまりコンプレックスがないという人には、あまりオススメしない。興味本位で読むには文体や言葉遣いが怪しいし、本が読める人はおそらく無意識のうちに実践している内容が多いと思われるからである。

最後に、私の印象に残った言葉をひとつ。「味見のための本がある。丸呑みするための本もある。そして、ごく少数の本だけが、かみしめ、消化するためにある。つまり、たいていの本は、部分的に読めば事足りるか、全部読めたとしても特に面白くはない。本のわずかな本だけが、真剣に熟読するに値するということである。」

要らない本に長い時間を費やしたくないのなら、フォトリーディングを学びましょう、ということのようである。

産業用ロボットについて

こんにちは。まずは、産業用ロボットのリンクを充実させたいと思います。

現在主流なのは、人間の腕に近い動きをする6軸ロボットと、限定的ではあるものの高速・高精度で動く4軸(スカラ)ロボットがあります。ほとんどのメーカーが、日本のメーカーです。

これらの主な用途は、自動車・自動車関連部品の組み立てや溶接、電子機器の組み立て、部品の搬送、整列などでしょうか。ロボットというものは、プログラムさえ組めばどのようにでも動きますので、特に決められた用途は無いのですが、現状では上記のような用途がほとんどだといえるでしょう。メーカーでは、これまであまり進出していなかった分野、例えば食品、医薬品などでの活躍を考えているようです。

下に、代表的なメーカーを挙げます。今後も、ウェブを巡回しながら追加していく予定です。


産業用ロボット(完成品)

ABB
ファナック 
川崎重工
安川電機
不二越
ダイヘン
KUKA
STAUBLI
ADEPT
三菱電機
デンソーウェーブ
セイコーエプソン
ヤマハ
アイエイアイ(IAI)

Jul 13, 2008

私塾のすすめ 齋藤孝/梅田望夫


私がよく読む、梅田氏の新刊。『ウェブ時代をゆく』など以前の著作と最近の超長エントリをあわせて、今の私にとって最もホットな人である。その彼が、これまた超真剣に教育のことを考えている齋藤孝氏と対談したものを収録したのが、これだ。

なぜホットなのか。それは、旧来の学習や組織のあり方を大いに変える可能性について語られているからである。しかも2人とも、ウェブという思考ブースターによってエンパワーされた時代の追い風を体いっぱいに受ける方法について、人生をかけて挑んでいる。

本の題名にもある「私塾」という言葉は、内容を表すのに非常に適切である。中身を読んでいただければわかると思うが、これからの時代は「好きなことでなければ勝てない」時代で、好きなことをシビアに、とことん学ぶには「私塾」という組織が一番マッチしているという2人の会話が、この題名の由来だからである。しかも、ウェブは私塾での学習や活躍を志す者にとって非常に有効なツールである。

「好きなことでなければ勝てない」というのは、実は非常に厳しいことだなと、読みながら思った。高度経済成長期のように、好きなことでなくても根性で乗り切れば人生が保証された時代もあったし、そのゆり戻しで「好きなことやれれば、他のことは求めない」という風潮もあった。しかしこれからは、「その仕事とかやり遂げたいことはすごく好きで、いくらでも頑張れる、そして実際に頑張る」ようでなければ、社会から干される可能性があるということを指している。今、新入社員として会社で働く自分自身に「その仕事、好きでやってんのか?大組織で学べるだけ学ぼうという気持ちで毎日過ごしてんのか?」と問いかけてみたりもした。(少なくとも、これを書いている今現在は、自分の仕事に興味、好奇心、漠然としてはいるが使命を感じている。)

上に書いたことは、この本の一部である。他に教育についてや、ロールモデルの持ち方についても活発に議論している。そして最後に感じたのは、2人とも非常にエネルギッシュであるということ。2人には申し訳ないが、こんな「おっさん」に負けている場合じゃない!という気分になった。

特に、これからの仕事観やウェブとの付き合い方を再考し練り直すには良い本である。ぜひ。

流れる星は生きている 藤原てい


ひょんなきっかけで、おそらく誰かのブログか雑誌で知った本。新田次郎の妻である著者の、満州引き揚げについて書かれたノンフィクションである。

日曜の朝、午前中で読みきってしまった。内容が薄く、さらさらと読めたわけではない。完全に引き込まれた。物語の最初は、戦局的に引き揚げの可能性が生まれ、夫が召集されるところから始まる。いきなりである。その後、言語に絶する「旅」すなわち強行軍が始まる。

ふだん私がレビューを書くビジネス書や何かの解説本なら内容も詳しく書くが、これはドラマである。従って、内容にはあまり触れないでおく。生きる執念、絶望、疑心暗鬼、心正しい者をも蝕む極限状態、それでも子供や夫を想う心の芯。これらは月並みな言葉ではあるが、現代を生きる自分には縁遠いものであり、非常に強い衝撃をもらった。

最近、本を多く読んでいる(少なくとも自分としては)が、この本によって読書の醍醐味を思い出すことができた。つまり、他人の人生や経験を追体験することである。特に今回は、ほぼ味わうことはないであろう(ある意味、味わってはいけない)経験を追うことができたと思っている。司馬とも違う、リアルな息遣いやうめき、または希望を感じた。人として、この本は読んでよかった。

ひとまとまりの紙と文字に、渾身の力を込めて生きた人間の思いが詰まっている。読まない理由はない。

Jul 1, 2008

いちばんやさしいファイナンスの本 保田隆明





この本は、新宿の紀伊国屋で見つけた。メーカー勤務だからといって、この先ファイナンスのことを知らぬまま社会人生活を送るのは不安だと思っていたところに、この本に出会った。本を手に取ってからわかったのだが、この筆者のブログを私は普段からよく読んでいる。
http://wkwk.tv/chou/ 
元来専門的でなかなか一般庶民にわかりにくかった金融の世界を、この筆者は極めてわかりやすく書くなぁと常日頃から感じており、私はこの本にも「わかりやすさ」を期待した。そして期待通りだった。
 
この本には、決算書の読み方から、果てはM&Aに関することまで幅広く網羅してある。まず印象的だった言葉は、「決算書は写真であり、コーポレートファイナンスは動画である」というフレーズだった。この2つを混同して考えるからファイナンスという概念を難しく感じるのであり、さらにはどこを勉強してよいかわからなくなってしまい理解不能、という悪循環に陥るということに気づかされた。このように身近な例に例えて概念を説明してくれるので、初心者の私でもファイナンスの世界をスムーズに理解できた。また、初心者の覚えるべき点、専門的で覚えなくてもよい点を明確にしてくれるので、読んでいて消費エネルギーが少ないのには助けられた。



また、もうひとつ納得した説明として、「業界や各企業によって儲け方や費用の使い方が違うため、統一した書式としての”決算書”が必要なのである」というものがあった。これは多くの皆さんが一度は考えたことのある、「何で給料のいい業界と、そうでない業界があるの??」という疑問の答えになるだろう。世の中には、大規模な設備投資や広告媒体を必要とする製造業もあれば、極端な話ではあるが人のアタマとパソコンのみでビジネスが成り立つコンサルティング業や金融業もある。もちろん、後者のほうが高給なのは自明の理である(もちろん例外はあるが)。この答えを証明するものとして、決算書という、どの企業でも共通の診断書が存在するということである。


さらには、例えばホテル業界における超高級ホテルとビジネスホテルの違いのように、同じ業種のなかでも様々なスタイルが生まれている。これら同業の中での「儲け方」の違いにも触れられていて、「世の中にはいろんな儲け方があるのだな」とつくづく思った。


また金融のスペシャリストである筆者らしく、後半にはM&Aについてくわしい。企業という形の無いものに値段を付けて売買するという概念そのものがわかりにくいが、要はその事業の持つ様々な資産(ブランドといった、無形資産も含める)と、今後その事業が稼ぎ出す”であろう”額の合計が、事業の買収額になるのだという大まかなことが理解できた。そして多くの場合、その額は「時価総額」という名前で市場に知られているということもわかった。過去にホリエモンが執拗にこだわった、あの時価総額である。


このように、この本には今現在必要とされるファイナンスの知識が一通り網羅されている。しかし、この本では物足りないという方もいるであろう。また、文章や表現に重みや含蓄を感じられないという方も多いであろう。この本は、それらを省く形で「わかりやすさ」を最大限重視したということは、理解しておく必要がある。だれも、家電の取扱説明書に、感動や含蓄を求めたりはしない。そういうことである。

washedshoes

GINZAstreet